2008-09-01から1ヶ月間の記事一覧

保坂和志

「新潮」に連載されていた「小説をめぐって」が三冊目の単行本『小説、世界の奏でる音楽』となった。 この小説論三部作(?)は、小説に限らずアート全体にもあてはまる内容だと思う。特に写真をアートとして見た場合、貧弱な論理しかなかったのでこの三部作…

読書

カート・ヴォネガット・ジュニア『母なる夜』読了。5冊目。 この作品はユーモアが抑えられており、その分シリアスな部分が直接目に飛び込んでくる。 今回読んだのはハヤカワ文庫だが白水社から池澤夏樹の訳でも出ているようなのでそれも読んでみたいと思う。…

ルデコ、最終日

写真は続けていくしかない。

ルデコ、5日目

グループ展の講評とパーティ。 トンガッたところは必要だと思う。

ルデコ、4日目

即物的な写真と、コンセプトにより構成された写真とは、ベクトルがまったく異なるのだなと思った。

ルデコ、3日目

ヴォネガット『ローズウォーターさん、あなたに神のお恵みを』読了。

ルデコ、2日目

平日のため昨日とは打って変わって静かな時間。

ルデコ、初日

自画自賛

明日から始まるグループ写真展の搬入を行った。 展示を終えて改めて自分の作品を見ると、内容、構成、展示とまとまりのあるものになった。こういうふうにしたいと考えていたことがうまくいった。 ほぼ満点だ〜w

エレクトリック・マイルス

DVDの再生装置がパソコンしかないので買ってから封も切らずにしばらくそのままだったマイルスのDVDを見る。 なんと、カッコイイじゃないですか。 マイルスだけではなくアルト・サックスのケニー・ギャレット、ギターの“フォーリー”、ベースのベンジャミン・…

晴れた日

読書

カート・ヴォネガット・ジュニア『猫のゆりかご』を読了。ヴォネガット、3冊目。 猫のゆりかご (ハヤカワ文庫 SF 353)作者: カート・ヴォネガット・ジュニア,伊藤典夫出版社/メーカー: 早川書房発売日: 1979/07/01メディア: 文庫購入: 7人 クリック: 148回こ…

キース・ムーン

The Who のドラマー。1978年9月7日没、享年32歳! 書店を覗いたらKeith Moonと書かれた雑誌の表紙が目に入った。「Rhythm & Drums magazine」がキース・ムーンの特集を組んでいたので購入する。 The Whoを初めて聴いたのはSummertime Bluseだ。そのエネルギ…

読まなくっちゃ

アート・リテラシー入門―自分の言葉でアートを語る (Practica)作者: フィルムアート社,プラクティカネットワーク出版社/メーカー: フィルムアート社発売日: 2004/10/01メディア: 単行本購入: 6人 クリック: 122回この商品を含むブログ (17件) を見る見るため…

改めて思うこと

別のブログで見に行った写真展の感想などを書いている。 最近はその写真展を開催した人からコメントをもらうことが多くなってきた。すると、それまで好き勝手なことを書いていたのだが、突然責任感みたいなもの感じるようになった。好きで写真を見ているのだ…

絶対おすすめ

書店を覗いたらハヤカワ文庫に白い帯がついて平積みされているのが目についた。帯には「強い物語。」とある。どれどれとタイトルを見たら『シャドー81』がある。たしかこれは以前に新潮文庫から出ていたはずだ。版権などが移ったのかな。原作が出たのは1975…

読書

シーシュポスの神話 (新潮文庫)作者: カミュ,清水徹出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1969/07/17メディア: 文庫購入: 7人 クリック: 42回この商品を含むブログ (80件) を見る しかし、ひとを圧しつぶす真理は認識されることによって滅びる。 ・・・ 頂上を目…

飲み物

コーヒーが好きだ。インスタントでもレギュラーでもどちらでもいい。紅茶は嫌いではないし買い置きもあるがあまり飲まない。コーヒーなら一日何杯でもOK。ミルク、砂糖は入れない。 そんなに飲むのに暑い時期になると何日もコーヒーを飲まくても気にならな…

読書 2

「新潮」9月号に掲載されていた水村美苗の「日本語が亡びるとき――英語の世紀の中で」をようやく読み終える。ほぼ共感する。

真っ白

Akiba

いまは「あきはばら」だけど、昔は「あきばはら」だったそうな。 そんな大昔ではないけれど、ヨドバシができてからすっかり歩くコースが変わってしまった。石丸電気には行かなくなったし、ラオックスのコンピュータ館はずいぶん前に閉館している。 ある意味…

世界へ

「新潮」9月号のなかで水島美苗がこんなことを書いている。 書くという行為は、私たちの目のまえにある世界、私たちを取り巻く世界、今、ここにある世界の外へ外へと、私たちの言葉を届かせることです。 これは写真にも当てはまる。身内の中で流通すればOKな…

女性は強い?

周りの写真仲間が何人か個展を開くようだ。その報告を聞いていると女性のほうがきっぱりとしている。男性は開催することに抵抗があるというのか、これでいいのだろうかというか、明らかに逡巡しているのがうかがえる。女性の場合、これしかありません、みた…

で、どうしたの?

ネコ写真がダメな理由は、‘ね、かわいいでしょ’で終わっていてそれ以上進まないからだ。写真は記録もできれば表現もできる幅広い手段だが、ネコを撮ってもそれでどうしたのと言わざるを得ない。極めて一般的なものを撮ってもそれは記録にはならないし、自分…

読書する力

書かれた内容を理解する読解力だけでなく、読み続けることができる、一人の作家に集中できる、そしてできれば深読みできるだけの余裕。 一日一冊とは言わないが、三日で一冊読めたらと思う。いまはよくても週に一冊しか読み切れない。

M

日常の中に潜むズレ。“かつて、そこにあった”現実を写す写真こそそのズレを明確にできる手段だ。

首都高

Now Listening : Miles Davis / The Complete On The Corner Sessions

写真展のネタ

今月第4週、グループ写真展に参加する。「夢」をテーマに12点。そのネタにしたのがこの本。キャプションはデカルトの『省察』から手を加えて引用した。君はいま夢を見ていないとどうして言えるのか―哲学的懐疑論の意義 (現代哲学への招待Great Works)作者: …