北京五輪閉幕

こういう世界的な大会を見ていつも思うことは、日本はどうして楽観と悲観との揺れが大きいのだろうということ。
たとえば北島の場合、大会前はライバルが不調ということもあって金メダルは確実という予想だったものが、予選を2位で通過するとメダルがとれないんじゃないかという口調に変わってしまう。
両極端という日本人の気質に加えて、伝える側が状況をよくわかっていない、表面的な見方しかできないというレベルの低さがある。
楽観と悲観との間にいろんな段階があり、結果はその間に落ち着くものだということを日本人は皮膚感覚で持っていないように思う。その点、ヨーロッパ大陸で民族間の押し合いへしあいをやってきた欧州人にはかなわない。

まっ、なにはともあれ、手放しで素晴らしいと称賛に値するのは、
 1.フェンシング男子の銀
 2・陸上男子400mリレーの銅
 次点 ソフトボールの金

逆に最低だったものが男子サッカー。選手の甘さが先のワールドカップのときから全然改善されていない。U-23クラスのメンバーはフル代表よりもタフだと思っていただけにどうしようもない。
期待はずれは野球。これも選手の意識の低さが伝えられている。