今日もMiles

60年代後半から75年の一時引退までのCDを集中的に買っている。「Bitches Brew」が出たのが69年だ。中山康樹の『マイルスを聴け!』Version7は、あとがきまでで975ページある。「Bitches Brew」についての記載は286ページ。つまりこの厚い文庫本の3分の1よりも前にある。時代が新しいとはいえ、ジャズらしいジャズを演っているマイルスよりも、エレクトリック・マイルスのブートレグがいかに多いかわかる。
で何がいいたいのかというと、マイルスという人はジャズの可能性を内側から徹底的に広げてきたことで偉大なのだということ。