読書

富士には月見草―太宰治100の名言・名場面 (新潮文庫)

富士には月見草―太宰治100の名言・名場面 (新潮文庫)


読了。今年は太宰治生誕100周年らしい。太宰の小説は若い頃の麻疹みたいなものだといわれるが、それで一度読んだからいいやと思うのはもったいない。小説の作りや文体は凝ったものがあるので、それを味わうにはいろいろな小説を読んできてからのほうが面白いと思う。そんな読み方を教えてくれる本だ。だから実際に太宰を再読するときは、その面白さを楽しむために丁寧に読んでいきたい。現在、手元に準備中は『惜別』と『お伽草紙』だ。