読書
- 作者: 高田明典
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2009/05/15
- メディア: 新書
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読了。タイトルに‘技術’とあるように、マニュアルといってもよい。しかし、一冊の本を読み切るのはこんなに大変だとは。
この本のなかで述べられている定義(?)
・目次や小見出しなどから「情報収集」 → 「手に取った」「眺めた」
・一度通読した本 → 「見た」
・二度目の詳細読みに進んだ本 → 「読んだ」
・さらによく読み、あらかた理解が進行した本 → 「読み込んだ」
これだと、今までの読書は全部「見た」になってしまう。
最後にある「付録2 代表的難解本ガイド」で取り上げられる哲学者(現代思想家)は、デリダ、スピノザ、ウィトゲンシュタイン、ソシュール、フロイト、フーコー、ラカン、ドゥルーズ、ナンシー、ジジェクだが、このなかにスピノザが入っているのが面白い。本文にも名前が出てきたりして、著者の好みだろうなあ。