読書

上下巻のうち、上巻を読了。『失われた時を求めて』の長い長い解説を読んでいるようだ。それはそれで面白いのだが、語り手の〈私〉が安易にマルセルとなっていたり、双方が混在していたり、作者のプルーストと〈私〉がイコールになったり、筆が滑ったというにはあまりにお気楽なところが気になるぞ。