読書

デカルトの密室 (新潮文庫)

デカルトの密室 (新潮文庫)


読了。
ストーリーとは少し外れるけれど、倫理についての引用。

どんな理性であっても、この世に存在を与えることはできないのです。生命を創り出すものは、すでにある生命しかあり得ないのです。だからこそ私たちは存在するものに頭を垂れ、畏敬の念を表し、その変わらないものに対して倫理を持つのです。

認識論よりも存在論がほうが先ということか。カントかな。