読書

月と六ペンス (岩波文庫)

月と六ペンス (岩波文庫)

読了。ゴーギャンをモデルにした小説という印象(刷り込み)が強いが、もっと一般的な芸術家についての物語だ。
結局、芸術家は利己的だということだが、彼の言うことにも一理ある。

絵を描かなくてはならんと言っているのが分からんかね。自分でもどうしようもないのだ。いいかね、人が水に落ちた場合には、泳ぎ方など問題にならんだろうが。水から這い上がらなけりゃ溺れ死ぬのだ。