読書

伊坂幸太郎『重力ピエロ』を読み終える。この作家は「文学賞メッタ斬り!」で名前を知ってから初めて読んだ。なかなか気持ちのいい話だ。願わくばもう少し主人公の父親の話を読みたかった。この話で亡くなってしまったので今後の活躍は無理か。もう一人、探偵の黒澤にも出場してもらいたい。ミステリファンの人にとっては類型的でベタすぎるのかもしれないが、そのキャラクターが作者の文体と合っていると思う。


重力ピエロ (新潮文庫)

重力ピエロ (新潮文庫)