フィルム現像

写真仲間でフィルム現像がはやりそうな気配。モノクロ・プリントをやるのならフィルム現像も自分でやらなくっちゃだそうだが、フィルム現像って創造行為じゃないんだよね。現像をやること自体は目的ではないから、どうしても面倒くさいということが先に立ってしまう。しかし、師匠がメーカーのデータ通り現像したネガをプリントすると明らかにハイライトの冴えが違うと書いている。むむっと思ったがまだやろうという気持ちにはならない。自分で現像するということは、現像失敗というリスクも自分で背負うことだ。自分のことだからそれは当然と思われそうだが、それは違う。失敗してもそれを転嫁することができずにいつまでも諦めることができなくなってしまう。現像を業者に出して失敗すれば、それはあいつが悪い、あいつが失敗したので傑作がフイになってしまったと責任を逃れることができる。さあ、どっちだ。