Good−Bye

フジヤでもう使わないだろうというカメラ、レンズを売る。これで3回目だ。本を手放す場合、貰ってくれる人がいるときが一番いい。本を古本屋に売るときはなぜかさみしくなってしまい、もう売るまいと思う。売るくらいなら捨てたほうがいいと思い、またそうしている。最初、カメラを売るのには抵抗があった。本の場合と同じ思いをするのではないかと思っていた。しかし実際に売却してみると、本のときとは逆にホッとした。肩の荷を降ろした感じだ。それは売ることでそのカメラがもう一度活躍するかもしれないと思えるからだ。だから今日も少し安堵感がある。